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雫井脩介『検察側の罪人』 [書評]

雫井脩介の『検察側の罪人』を読みました。この夏の後半に封切られる映画の予行演習といった感じです。
たしかに、時効制度の是非は問うというのは判るが、正義とは何かを問う、といった宣伝はあまりぴんとこない。なにしろ、検事最上(木村拓哉)は、どう考えても逸脱しすぎだろうとしか思えない。万一、譲って証拠捏造まではありかもしれないが、その過程で殺人まで犯すというのは、どうだろうか。むしろ、そこまでするという、強烈な動機が描かれていないので、無理があるとしが思えない。
最上と沖野(二宮和也)の対決も、前半の見せ場でしょうが、むしろ、演技としては、後半、最上が逮捕されてからのほうが難しいと思う。そこを、木村拓哉と二宮和也がどのように演じますかね、興味がでてきます。
それと原作では沖野と橘沙穂(吉高由里子)の濡れ場もあるのですが、 二宮クンだけに、映画ではパスされるのでしょうかねぇ。
 
最上が逮捕されてから、拘置所で妻や娘と面会する場面では涙がこぼれました。

 


検察側の罪人

検察側の罪人

  • 作者: 雫井 脩介
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2013/09/11
  • メディア: 単行本



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映画『ミッション:インポッシブル フォール・アウト』 [映画]

映画『ミッション・インポッシブル フォール・アウト』を観てきました。シリーズ最高傑作と言って良い出来でしょう。
トム・クルーズの頑張りもありますが、次から次へとアクションが続きます。敵味方入り乱れて、いささか分かりにくいところがありますが、この作品でそれを言うのはヤボというものでしょう。久しぶりのジュリアの登場も嬉しい限り。
評価は文句なく☆☆☆☆☆です。

http://missionimpossible.jp/sp/

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マイクル・コナリー『燃える部屋』 [書評]

マイクル・コナリーの『燃える部屋』を読みました。ハリー・ボッシュ・シリーズの最新作。

ボッシュは定年延長制度を利用して、強盗殺人課未解決事件班として働いていた。その新たなパートナーはメキシコ系の若き新米女性刑事ルシア・ソトであった。
十年前に銃撃され、体に残った銃弾による後遺症でなくなった元マリアッチ楽士、オルランド・メルセドの事件だった。
ただ、ルシアには、警官になったある動機があった。幼い頃、預けられていた託児所が火事になり、大勢の友達をなくしていたのだ。しかも、それが放火ということで、ひそかに、その犯人を突き止めたいとおもっていたのだ。そのことを知ったボッシュも、一緒に協力してその捜査も行うことにした。やがて、無関係と思われたメルセドの事件とこの放火事件とに関係のある事がわかってきて…。

さらに、メルセドの事件にも意外な真相があることがわかるのだが、そのあたりは、特に画像解析の技術が進んでいることと関係があって、面白い。

相変わらず、この事件にも政治が絡んでいくるのだが、ボッシュは最後に定職処分をくらうのだが、さてどうするのであろうか。

ハリーがいつの日か、警官になった娘のマディと、一緒に事件を解決する日がくるのが楽しみなのだが、果てしてその日が来るのか??


燃える部屋(上) (講談社文庫)

燃える部屋(上) (講談社文庫)

  • 作者: マイクル・コナリー
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/06/14
  • メディア: 文庫



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映画『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』 [映画]

映画『劇場版コード・ブルー ドクターヘリ緊急救命』を観てきました。冒頭、過去のTVシリーズのお話から入るのにはビックリしましたが、皆さんが言うほどひどくはない。色々な話が出てきて、それぞれのツッコミが甘いと言う側面はありますが、かえって待ってはくれない救急救命の現場らしい雰囲気になっていました。評価は☆☆☆☆です。
わたしの場合は、女優陣(新垣結衣、戸田恵梨香、比嘉愛未)が目的でしたので、少し評価が甘いかも知れません。

http://www.codeblue-movie.com/sp/index.html

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葉室燐『青嵐の坂』 [書評]

葉室燐の『青嵐の坂』を読みました。政治を改革しようとす者の覚悟とは何かを示した作品です。車で読んでいて、ポロリと涙がこぼれるのを止めることができませんでした。

中老に登用された檜弥八郎は藩政改革に着手するが、改革は領民の生活を圧迫、そんな折に弥八郎は収賄の疑いで糾弾され切腹、改革は三年で頓挫する。弥八郎の娘・那美は、親類の中で最も貧しい、遠縁の矢吹主馬に預けられた。
それから数年後、弥八郎の嫡男、慶之助は、代替わりした新藩主の側近として国入りを果たす。そして、自らの考える藩政改革に意欲を燃やし、藩札の発行など、新しい政策を提案する。また、一見愚鈍にみえた主馬だったが、実は明敏な知性の持ち主で、慶之助の改革を支援する。
守旧派の家老らは、慶之助の出生に係わる疑惑を持出し、慶之助を排除しようと企む。
一方、藩札の発行をするために、領内の商人たちを陰で操る、大阪商人升屋喜右衛門の策略にかかり、慶之助は幽閉されてしまうのだった…。

最後は、自らの命を犠牲にした、慶之助の裂帛の気迫で解決を見る。そして那美と主馬のさわやかな後姿で、物語は終わるのだが、藩札の発行で一息ついたかたちの扇野藩だが、藩の財政は決して楽にはならないだろうなぁ、と思います。結局、殖産興業をしないと、どうしようもないと思うのでした。


那美と主馬の情愛であったり、父とうまくいっていなかった慶之助と檜家を継いだ主馬の軋轢など、いろいろ描かれていますが。惜しむらくは、升屋喜右衛門の手先としてでてくる、妖艶な美女、力(りき)に最後のほうで、もっと出番があればよかったのにと思う。


作中、印象に残った言葉を挙げると、


「政を行うということは、いつでも腹を切る覚悟ができているということだ。そうでなければ何もできぬ」


「ひとの心の結びつきは血でも家柄でもないと思います。ふれあう心があれば、家族であり、夫婦なのではないでしょうか」

 
「政は民の信頼があってこそ成り立つのだ」


最後の言葉など、最近の安倍さんにきかせたいところですね。映画化される『散り椿』にも期待大ですね。
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サム・マンソン『クリミナル・タウン』 [書評]

サム・マンソンの『クリミナル・タウン』を読みました。てっきり、本書の紹介からミステリーだと思って読んでいたが、全く違います。所謂、青春小説でしょうかね。まったくガッカリさせてくれる。
冒頭、18歳らしい主人公の冒頭の語り口調の面白さで読ませる。ただ、これが延々と最後まで続くので、少し耐えられなくなってくる。よくもこんな作品を上梓するなぁ。というのが正直な感想です。

既に映画化されており、その情報も公開されているが、配役などは魅力的だが、どのようにこの物語を料理しているのかかえって興味をひかれます。


クリミナル・タウン (ハヤカワ・ミステリ文庫)

クリミナル・タウン (ハヤカワ・ミステリ文庫)

  • 作者: サム マンソン
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2018/07/05
  • メディア: 文庫



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映画『ジュラシック・ワールド 炎の王国』 [映画]

映画『ジュラシック・ワールド 炎の王国』を観てきました。
てっきり火山が爆発する島から恐竜たちを救出するお話だと思っていたら、それは前半のお話。後半は、巨大な邸宅での強欲な人間たちと恐竜の戦いという設定。
クレア役の女優さんですが、前作では太腿もあらわに熱演していましたが、本編ではおとなしめです。

そこそこ面白く仕上がっている印象です。
でも、あんなことをしちゃってこれからどうするの?

「ようこそ、ジュラシック・ワールドへ」というマルコム博士の言葉が印象に残ります。

http://www.jurassicworld.jp
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グレン・エリック・ハミルトン『冬の炎 』 [書評]

グレン・エリック・ハミルトン冬の炎 』を読みました。『眠る狼』に続くシリーズ第二弾です。

軍を除隊し求職中のバンに、祖父の友人だったウィラードが、恋人とともに山中の山小屋に出かけたきり戻らない姪のエラナを捜してほしいと依頼してくる。気楽に引き受けて雪山へと赴いたバンだったが、そこには若い男女の無残な死体が転がっていた。恋人の男性がエラナを射殺して自殺したように見えたが…疑問を感じて真相を探りはじめたバンは、

エラナの恋人の男性と言うのが、富豪の一族ながら、ギャンブルに入れ込み、かなり逼迫した生活をおくっていたことを知る。
物語の途中で、バンが17歳の頃に、祖父の指導の下、実行した窃盗事件のことが描かれる。

やがて、バンは、エラナが実は生きていることが判り、そこからのの展開は面白い。だだ、最後の結末はやや大きな話にしすぎだという印象が残る。そして、バンは恋人のルースからも、
「ああいう出来事を目の前にすると、あなたは、--うれしそう、というのはちがうんだけど。そうね。果敢に立ち向かっていくの。わたしといっしょにいるときより、いきいきするのよ」

と言われ、結局別れることとなる。ここはかなり苦い結末ですね。
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長崎 尚志『パイルドライバー』 [書評]

長崎 尚志パイルドライバー』を読みました。

神奈川県の閑静な住宅街で起きた一家三人の惨殺事件。奇しくも、15年前に同様の未解決事件があり、その時と同じく遺体にはピエロの化粧が施されていた。これは模倣犯によるものなのか? 家業を継ぐため退職を考えている刑事・中戸川俊介が現場に向かうと、そこに長身痩躯の初老の男が現れた。彼の名は久井重吾。現役時代に“パイルドライバー”の異名をとった元刑事で、15年前の事件も捜査していたという。アドバイザーとなった久井と共に俊介は捜査を開始する。犯人と名乗り出た男が殺害されてしまう…。

主人公と言っても良い、久井重吾という人物。彼の言葉は、被疑者や参考人の脳天に響く。だからみんな、本当のことを話してしまう。取調べの天才。杭みたいなもので、脳内を直撃する男だからパイルドライバーという異名をもったという設定だ。たしかに、一風変わった直感を持つ刑事ではあるとは思うが、取調べの天才、という感じは一向にしないのが難点。

話しの展開は、かなり複雑。読み終わったあとに、結局、誰が犯人だったのか、しばらく考えないと思い出せない。


パイルドライバー

パイルドライバー

  • 作者: 長崎 尚志
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2016/09/30
  • メディア: 単行本



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上田秀人『騒動 百万石の留守居役(十一)』 [書評]

上田秀人騒動 百万石の留守居役(十一)』を読みました。

藩主綱紀の使者として赴いた越前松平家の城内で襲われ、刀を振るうことになった数馬に、追っ手がかかる。数馬と仮祝言を挙げたばかりの琴も、京に向かう女行列を仕立て、女忍の軒猿たちと数馬奪回に向かった。という展開。
私の好きな佐奈は江戸にいるので、今回は出てきませんが、まぁ、女忍たちの強いこと。強いこと。越前松平家の藩士たちを蹴散らします。武士たちがまったくかたなしですね。

そんなおり、数馬の舅である加賀藩国家老の本多政長には、幕府から江戸召喚の命が。
どうなるかが、自作のポイントですね。


騒動 百万石の留守居役(十一) (講談社文庫)

騒動 百万石の留守居役(十一) (講談社文庫)

  • 作者: 上田 秀人
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2018/06/14
  • メディア: 文庫



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